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2012年11月10日土曜日

BMW M6特注オイルクーラー完成

 

 
先程のM6とは別のマシンですが、特注でオイルクーラーを設置させて頂きました
純正オイルクーラーよりも容量アップ&材質変更により冷却効率は格段に向上する予定ですが、オイルクーラーコア本体のサイズアップのみの場合の冷却効果はほとんどの場合ポテンシャルを発揮出来ずに終わる事が多いのを御存知ですか?
 
空冷式のオイルクーラーですから、コアの隙間を空気が通りぬける事でオイルから発生している熱を空気に電導する事で油温がさがります。つまり熱交換が行われている訳です
つまり沢山の空気がコアを通り抜ければ抜けるほど、熱交換量が増えていく訳ですから、今回の様に容量の大きなコアに変更すると言う事は、熱交換量を増やす為にも必要不可欠な事であります
コアの表面積が広ければ広いほど、熱交換を行う事が出来る訳ですからね
ただし!その空気と言うのは目に見えない割にはものすごい抵抗を発生してしまう為、単純にフロントバンパー内部に設置するだけではオイルクーラーのコア自体が壁になってしまい空気がコアの隙間を通り抜ける事が出来なくなってしまいます
速度が上がれば上がるほど抵抗は増えていきますので、如何に効率よくオイルクーラーのコアの隙間に空気を通してやるか?を考えた場合に二つの方法があります
 
一つは写真の様なエアガイドを取りつける事によって空気をコアに向けて集めてやると言う事です
これによってフロントバンパー開口部から入って来る空気を廻りに逃がすことなく、集めた空気の塊が圧力となってくれる事でコアの隙間に空気を押しこんでくれる効果があります。
 
二つ目は、先程とは逆の発想で、コアの全面に圧力をかけて押しこむだけでなく、コアの後ろに負圧の力を発生させる事で、コアの後ろから空気を引き出すというやり方があります
空気の負圧の力と言うのはものすごい力を発生する事が出来ます
負圧の力を発生させる方法は、いろいろありますがこの車輛の場合はフロントバンパー下部からアンダーパネルを製作し、コアを通過した空気の排出窓をボディ下部に設ける事で、オイルクーラーコアを通過する空気の速度と車輛が走行中にアンダーパネルと路面の間に発生する空気の流れの速度との速度差を利用して負圧を発生させる様に調整していきます
 
この二つの方法の両方を施工する事で、コア前面から空気を押しこみコア後部から空気を排出する事で効率よく熱交換が行えるという事を覚えておいてくださいね
 
 
そして更に秘策が・・・
熱交換と言うのはオイル→気体 よりもオイル→液体 の方がはるかに効率が良くなるという事です
うちわで煽ぐよりも、冷たい水でしぼったタオルをおでこに置いた方が???
 
写真をよ~く見て頂ければ、その秘策の片鱗が見てとれますので探してみてくださいね
 
 
 
 
 

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